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医学部に半年で合格した男の参考書とその使い方(④:英語編)
こんにちは、みにごりです。
前回に引き続き、受験で使用した英語の参考書とその使用方法について説明しようと思います。
英語は一度得点できようになると安定する科目です。
その基礎力を作るのに役立った参考書と勉強法をご紹介します。
また、他の科目の勉強法の記事は以下に貼ってきますので、参考にどうぞ。
結論:英語は単語ゲー
始めに身も蓋もないこと言ってしまうのですが、英語は単語ゲーです。
知ってる語彙が多ければ多い方が圧倒的に有利です。
例えば、長文で知らない単語があったとしましょう。
その単語の意味を周りの文章から類推するよりも、知っている方が読むスピードが違うでしょう。
もちろん難しい単語でそもそも知らないケースもあるでしょう。
しかし、そういった場合は周囲の文意が読み取れていれば理解できるようになっています。
大体の長文で扱う単語はどこかの単語集に載っているレベルのものしかありません。
それを逸脱する様な文章は周りも意味がわからないので得点に差ができません。
単語は暗記するだけで良い
単語を知っているかどうかで英文を読むスピードは大きく変わります。
さらに、単語は極論、暗記してしまえば良いのです。
なので英語学習において最優先事項は単語力を身につけること。
それから実践レベルの長文をひたすら読むことでで大体の大学は対応できると思います。
ちなみに、東大理3を現役で合格した河野玄斗さんも勉強法の本で単語の重要性を詳しく書いていますので、よろしければどうぞ。
英語は感覚をフル稼働しやすい科目
英語は色々な感覚を刺激して覚えることができる科目です。
例えば音読です。
音読は自分から英語を発音することで聴覚を刺激しつつ行える学習方法です。
加えてシャドーイングもあります。
これは音読のパワーアップバージョンみたいなものです。
実際に音声を聴いて、少しずらしそれを口からモノマネしていく学習法です。
発音が苦手な方も、音声のガイドがあるので発音が矯正されていいくでしょう。
これらを行うことで、
- 視覚
- 聴覚
- 触覚(発音)
がフル稼働し、記憶に定着しやすくなります。
到達レベル
・共通テストは8割
・全国模試は偏差値60~65
・本番では英語は9割
大きく得点はできないけど安定した得点が可能になると思います。
ちなみに過去受けたTOEICは780点でした。
英語学習で意識したこと
英語に関しては以下2つの意識を持って学習していました。
①とにかく頻出の英単語を使われる形で多く覚える
前にも述べましたが、英語は単語ゲーです。
そもそも単語がわからないと英文の理解ができないためです。
もちろん、長文を読む上で多少なり文法の知識は必要になります。
しかし、文法書などで文法を学んだ後に長文にトライするよりも、先に長文を読み込み、和訳と対比して文法知識がどの様に使われていくか覚えていく方が効率的です
その過程で長文への慣れも行えるでしょう。
しかし、単語に関してはわからない場合どうしようもありません。
こればかりは基礎知識としてあらかじめ知っている必要があります。
逆に言うと、単語をある程度固めてしまえば文法の知識が多少なくても英文が推測で読めてしまいます。
毎日英語を聞き、シャドウイングを行う
リスニングの比重は高まっていますが、それでないにしても、リスニングができるとリーディングにも活きます。
英語の最強の学習方法は音読だと考えるのですが、その音読を行う上で英語の正しい発音が行える必要があります。
ただ、それを英語スクールなどにいくのは費用も時間もかかってなかなか手が出しづらいと思います。
そこで有効なのがシャドーイングです。
流れてきた音声に対して、時間をずらしてマネるだけ。
こんなにラクな勉強方法はないと思います。
なので、私が受験期に選択した英語の教材は全て音声付きのものになります。
音声が別売りであったとしても購入を強くお勧めします。
参考書①DUO 3.0
1冊目に紹介するのはICPより出版されているDUO3.0です。
日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を
ICP
重複なしで560本の英文に凝縮させました。
昔は560本の例文からは560語の重要語しか覚えられなかったものが、
DUOならわずか560英文で標準レベルの単語集1冊分の単語+熟語集1冊分の熟語が完全にマスターできます。
とある通り、少ない例文で効率的に英単語、熟語を学べます。
また、音声が一時間程度で聴けることもあり、散歩がてらシャドーイングを行っていました。(できない場合は口パクしていました)
これ一冊で単語、熟語、リスニング、英作文まで対応できる良書です。
ちなみに音声は復習用のみで大丈夫かと思います。
基礎用だとスロー再生などありますが、一時間で通して復習するのであれば復習用を買ってください。
参考書②システム英単語
2冊目に紹介するのは駿台より出版されているシステム英単語です。
Basic版もありますが、レベルが中学生レベルだと思うので大学受験に関してはは基本的にはこの無印のもので良いと思います。
この参考書は頻出の英単語をミニマルフレーズというの連語の形で覚えることができます。
例えば普通の単語集の場合、”cherish”という単語は”胸に抱く”という意味とその例文が載っているだけです。
しかし、システム英単語の場合”cherish a dream 「夢を胸に抱く」”と連語の形で掲載されています。
ミニマルフレーズを構成する単語は、その単語と相性の良い単語とで構成されるため、実際に使われる形で覚えていくことができます。
また、例文をまるまる掲載していないため、最小限の暗記量で覚えられます。
参考書③速読英単語必修編
速読英単語は大学受験に必要な共通テストレベルの英文が多く掲載されています。
その特徴は以下の2つです。
・入試頻出語彙が多いこと
・長文70文をコンパクトに持ち運び可能なこと
よって入試頻出の語彙を実践形式で演習することができます。
参考書④共通テストや志望校の過去問
当然、単語のみでは演習量が不足するため、志望校の過去問などで長文読解を行いました。
直前期に、実践演習用として使用していました。
これは実際にどの程度の時間で読めるのかを計測し、目標タイムを出すことにも利用しました。
共通テストに関しては3年分(過去のセンター試験)は解いたと思います。
終わりに
英語は暗記量の多い科目ですが、とくに単語力と長文に対する慣れが大事な科目です。
それを助けるために、特にシャドーイングを行うことが効果的です。
その他聞きたいことなどあればtwitterまでお願いします。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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